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2007年07月30日
第3回GID勉強会報告レポート
第3回GID勉強会報告レポート
2007年7月21日、大阪・梅田。
アジアンドラッグ第3回の試みとなる『GID勉強会』を開催しました。
初めての大阪での勉強会に緊張を隠せないアジドラスタッフと大阪の皆様との初の顔合わせです☆
最早、勉強会はベテランのゲストハヤトさんにお任せして(?)段取りよく始まりました。
今回も、前回同様、ハヤトサンの自己紹介から始まり、参加者の皆様にも全員、自己紹介をしていただきました。
ただ、今回は、特に決まった議題は設けず、皆様からの質問を投げかけていただき、ハヤトサンにお答えいただくという内容で話は進んでいきました。
≪今回持ち上がった質問をいくつかご紹介します≫
Q:「家族との距離がわからない。母親は自分のことを、『娘』という認識しかしない為接し方が難しい。カミングアウトのタイミングがつかめない」
A:こちらの問題は、皆さん、避けて通れない道だと思います。お互いが納得するには、体力も時間も要するので、はっきり言って一生解決できる問題では無いかも知れません。
ご両親にとっては、いつまでたってもやはり、「娘」さんには変わりはないのですから・・・。
でも、ご両親にとっても他人の子供ならぬ、ご自分の子供で、当事者であるという認識が必要なのです。頭でわかっていても、なかなか態度には表せないのが当然のことですから、ご本人も、ご自分の意見を押し付けるのではなく、時間をかけてお互いに学習するのが大切だと思います。
少しずつ、歩み寄る努力と、自分を認めてもらうための努力忍耐が必要なのではないでしょうか。
Q:「ホルモン注射の受診は、いつ頃が適しているのか?」
A:注射や手術が先行するのではなく、何よりも先に「社会生活」を身につける事が先決だと思います。「男性」として生きていくのか、それとも違うと気づくのか、まず、「生き方」を決め、実行するのが大切だと思います。ホルモン注射や手術はそれからでも、決して遅くありません。
ホルモン注射と手術を特別視されている方があまりにも多いことに、我々は驚きを隠せないのが正直なところです。
ホルモン注射も始めた時点から、もう後戻りは出来ないのです。
「男性として存在する事」に成功してから、次の段階へと足を進めていくのがベストではないでしょうか。
Q:「就職活動の面接時に、女性として入社し、後日公表するべきか…始めから公表するべきか悩む」
A:理想で言えば、自分を偽らずに受け入れてくれる企業があれば、そこは本当にすばらしく心地よい職場になるのではないのでしょうか。
しかし、社会は、まだまだ風当たりが強く、そう簡単に受け入れてくれないのが現実です。
また、職種にもよるかと思います。男女の隔たりの無い職種があれば、すすんで受けてみるべきだとも思います。
面接を受けることにより、ご自分自身で、世間一般の「目」というものを感じられると思います。
その時に、何を感じ取るか、どう振舞うべきかを、判断することも「社会生活」への第一歩です。
始めから、隠さずに言うことが、幸か不幸かわかりません。無論、強制も致しません。しかし、自身の「存在」をアピールする絶好のチャンスだと思って、前向きにひるまずに挑んでいただきたいと思います。
ご参加された方々からご感想をいただきました!!
・参加してとても良かったです。
僕は学校全体にカミングアウトするかどうか悩んでいたのですが、
自分の力で前に進もうという力を与えて頂き、アドバイスもして頂きました!
GIDとして生きていくのは簡単ではないなぁ…
と改めて感じたと同時に、もっと自分を知りよく考えて、
GIDの先輩方みたいに人としてカッコ良くなりたい!とも思いました。
友達も出来て、僕にとって忘れられない体験になりました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
また勉強会があれば是非参加したいと思います。
(Iさん)
・有難う御座いました。
皆さん優しいし、めっちゃオモロくて、とても楽しかったです☆
また大阪で勉強会をする機会があるなら、是非参加させてもらいます!!
(Tさん)
・こうゆう機会はなかなかないし、皆さんの話を聞けて良かったです。
実は僕、初めから緊張していました(ToT)
自分が喋る時なんか特に緊張してしまってうまく話せなかったです(^_^;)スイマセン(/_;)
も時間がたつにつれ、緊張はマシになっていきました(^^)
皆さん親切な人達で良かったです(^^)本当にありがとうございました☆
(Oさん)
・今日は色々とお話を伺えてよかったです(>_<)
仕事がなければ、そのままいたかったのですが…(つд;*)
聞くばかりですみませんでした(泣)
また、みなさんと交流できたらいいな、と思います。沢山お聞きすると思いますが、よろしくお願いします
今日は本当にありがとうございました!
(Kさん)
ハヤトサンより
お世話になりました。
大阪のみなさまにお目にかかれて楽しかったです。
中身は個人的なお話なので、掲示板には書けませんけれど、色々な方がおられると言う事と、お若い方々がご自分をしっかり持っておられる事に驚きました。
大阪の私の友人達が参加してくれた事も嬉しかったです。帰りに観光させていただいたのですが、大阪ならではの食べ物を頂いたり、名所を見せていただいたりして良い思い出になりました。
又、機会があったらお呼びください(^^)♪
勉強会を終えて・・・
今回の勉強会、私、三嶋は女性としての立場で参加させていただきました。
普段、何気なく選んでいる服も、何気なくしている行動や言動も、
一つの壁を隔たることでこんなにも様々な努力が必要であることを痛切に感じました。
多くの人は外見で第一印象を決め付けてしまいがちです。
女として普通に生活していくだけでも、試練は待ち構えています。
もしかすると、私が普通と思っているだけで、そうでないのかもしれません。
私自身、「男っぽいな」と思う部分も多々ありますし、男友達からも「お前は中身が男」と言われた事だってあります。
男の子に憧れたり、「1週間だけでもいいから男の子になってみたい」なんて思ったことも多々あります。
ただ、自分を「女」としてあることに疑いを持ったことなどなく生活してきました。
掘り下げれば掘り下げるほどに、深く深く入っていってしまう気が致しますが、わたくし個人的な見解を申し上げますと、そこに
答えなんて無いと思います。
しいて答えを求めるならば、「自分」というアイデンティティーを確立できることが「答え」なのではないでしょうか?
「男っぽい私」も「女である私」も「私」という一個人には変わりないのです。
弊社の新条が、こう申しておりました。
「皆様に、【心】の訓練をしていっていただきたい」
私は、この言葉にひどくムネを打たれました。
心は傷つきやすく、目にも見えずに、お薬もありません。でも、心はいくらでも鍛えることが出来るのです。
外見で判断されて、傷つくこともおありかもしれません。お悩みかもしれません。
心の負担は、ご自身にしか分からないことですし、他人が簡単に背負いうけるものとも思いません。
それでも、傷ついた心は、必ず修復されます。それは、ご自身の努力です。
前を向いて少しずつでも、外気に触れることで新しい価値観や世界観が広がります。
私は人生の勝者でも何者でもありませんが、今回の勉強会で私自身が学んだことをお伝えいたしますと、
自分に「自信」を持ち、甘やかさないことが、自分への何よりのご褒美となって返ってくることだということです。
ゲストでいらしたハヤトサンも、皆様に「自分らしく生きるために」ということは、とても負担が大きく、試練も多い、くじけがちな重いテーマだとおっしゃってました。でも、参加された方ならお解りいただけるかと思うのですが、ハヤトサンご自身のお顔はとても「自信」に満ち溢れていらっしゃいます。
それは、やはり、「ご自分自信を、ご自分の人生をも大切」に生きていらっしゃるからだと私は思います。
ハヤトサンも含め、我々が勉強会を通じて皆さんに申し上げたいのは、
「自分らしく生きるために、自分という人間を理解し、
理解してもらう人を増やし、
また、自分自身も理解してもらうだけの努力をする」
ということです。
物理的な問題から、精神的な問題までが取り上げられた今回の勉強会で、
皆様それぞれに「新しい知識と概念」をお持ち帰りいただけたようで
我々スタッフも非常に安心致しました。
また、近日このような機会を設けられたらと心から願っております。
今回、ご参加いただけなかった方も次回は是非ご検討くださいませ。
最後に、ご参加いただきましたハヤトサン、参加者の皆々様。
貴重なお時間とお話をどうもありがとうございました。
スタッフ一同、心より感謝いたします。
byアジアンドラッグ・ナベシャツ・スタッフ 三嶋(※たこやき食べたかった・・・)
投稿者 asidru : 2007年07月30日 15:19 : トップへ戻る

















